完全ホールアウトゴルフ

6月に入り、関東でも梅雨入りが近づいてきていると感じ取れるような天気・気温が続いていますが、皆さんお元気でしょうか? 雨の日は多くなっていますが、合間の晴天の日は気持ちが良いです。 まさにゴルフ日和という日もありますよね。

目次

ヨネックスレディスゴルフトーナメント2025開催

先週は、「ヨネックスレディスゴルフトーナメント2025」でした。ロケーションとなっている新潟県長岡市にあるヨネックスカントリークラブは、とてもきれいなコースでした。 (https://www.yonex-cc.com/)

プロ2年目22歳の高野愛姫さんが最終日に猛チャージ、スコア自己最高の64で日本ツアー初優勝。(https://www.lpga.or.jp/tournament/jlpgatour/2025/1940/info/9)

個人的に注目したのは、2日目首位だった宮田成華プロ。 宮田成華プロとは、3年ほど前に岩手ゴルフクラブで開催したイベントに参加していただいいたので面識があります。野球選手だったお父様の影響もあるのでしょう、宮田成華プロのドライバーの飛距離はなかなかでした。プロ9年目の初優勝チャンスだったので残念です。次のトーナメントも頑張ってほしいです。

横井友香プロ、JLPGAティーチングプロ競技会へ出場

ALGOの横井友香プロが、来月7月に開催される「2025 JLPGAティーチングプロ競技会」へ出場します。開催コースは、富岡倶楽部(https://www.unimat-golf.jp/tomiokaclub/)。

7月22日が前日練習、23日~25日の3日間が競技会となります。 (※協議会の開催中、ゴルフコースは一般営業をしています) そのため横井プロは現在猛練習を続けております。先日は、高輪に新しくオープンした高輪ゲートウェイゴルフスタジオ(https://takanawa-gateway-golf.com/)で元PGAツアープロの深澤治氏からレッスンを受けていました。高輪ゲートウェイゴルフスタジオには、最新型トラックマンが設置されているので、弾道測定をしながらスイングの分析もしていくことが可能となります。

横井友香プロが挑戦する厳しさと課題

競技と指導の専門性の違い

JLPGAティーチングプロフェッショナルA級は、ゴルフ指導のプロフェッショナルとして高い知識と技術を持つことを証明する資格です。指導者としてゴルファーの技術向上や育成に貢献することが主な役割であり、そのための専門的なカリキュラムや審査を経て取得します。 一方で、JLPGAツアーなどの競技会は、最高レベルの技術と精神力を競い合う場です。求められるのは、指導力よりも、極限のプレッシャーの中で最高のパフォーマンスを発揮し、スコアを出すための「競技力」です。もちろん、ティーチングプロの方も高いゴルフスキルを持っていますが、競技に特化したトレーニングや経験を積んでいるツアープロとは、求められるスキルセットが異なります。

競技会出場資格のハードル

JLPGAは、ティーチングプロフェッショナル会員のツアー競技への出場資格を、近年厳格化しています。以前はQT(クォリファイングトーナメント)に出場可能でしたが、「実力差によりトーナメントの運営に支障が生じる可能性を考慮」し、現在は原則として「JLPGAツアーの競技優勝1回以上の者」または「トーナメント事業部が別途定める基準を満たした者」に限定されています。 この「別途定める基準」としては、ティーチングプロのための競技会(JLPGAティーチングプロ競技会)で一定以上の成績を収めることが想定されています。この競技会で上位に入り、QT(クォリファイングトーナメント)への出場資格を得て、さらにそのQTを突破して初めてツアー出場への道が開かれます。つまり、ティーチングプロとしてツアーに挑戦するには、指導者としての活動と並行して、非常に高いレベルの競技力を維持・向上させる必要があります。

競技環境と練習時間の制約

ティーチングプロフェッショナルは、日々のレッスン活動が中心となります。顧客への指導やスクールの運営など、指導者としての業務に多くの時間を割くため、ツアープロのように競技に特化した練習時間や環境を十分に確保することが難しい場合があります。ツアープロは、自身の競技力向上に専念できる環境にありますが、ティーチングプロは、その点が大きなハンディキャップとなる可能性があります。 LPGAティーチングプロフェッショナルA級の人が競技会に挑戦することは、高いゴルフスキルを持っていても、その専門性の違い、出場資格の厳格化、そして練習環境の制約という複数の要因から、非常に高いハードルがある。指導者としてのキャリアを確立しながら、競技のトップレベルを目指すのは大変なことだとわかります。

一般ゴルファーとの違いと応援の気持ち

私たち一般ゴルファーがコンペで「完全ホールアウト制」でプレイしたらどうでしょうか?1メートル以内などの短いパットで「OK」がもらえないのです。また、厳格にゴルフという競技のルールを守らなければならないとしたら…本当にゴルフを楽しめるでしょうか。 横井友香プロに頑張ってもらいたいです。

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