インソールが証明するもの

先日、radikoでインターFMのゴルフ番組「グリーンジャケット」を聴いていてパーソナリティのタケ小山さんがゴルフシューズの話をされていたことに触発されて今回のコラムを書くことにしました。

番組「グリーンジャケット」では、最近フットジョイさんが番組へ提供するようになったことからゴルフシューズの話をされていました。

話の内容は、以下のようなことです。
フットジョイのシューズがPGAツアーで「79年連続使用率No.1」を継続していること。そして、国内男子ツアーも2024年の平均使用率は60.3%にも達し、2023年の平均52.4%から大幅にポイントを上げて圧倒的なNo.1の定位置のまま2024年シーズン終了。

世界中のコースを歩かなくてはいけないプロゴルファーは体力が資本。特にシューズが足型に少しでもフィットしなければ、疲労でパフォーマンスの低下が免れない。だからこそ、快適性とスイングの安定性、疲労軽減など、高い要求で問われ続けるのがゴルフシューズということになる。

また、タケ小山さん自ら複数のプロゴルファーにフットジョイのシューズについて「どこが良いのか」と尋ねたところ、その回答は「インソールが革でできていて、足裏にフィットしてくる」だったそうです。

フットジョイというシューズブランドは、アクシネット社が持つ事業です。アクシネットと言えば、タイトリストですよね。タイトリストと言えばゴルフ道具メーカーという印象がありますが、タイトリスト パフォーマンス インスティテュート(以下TPI)というプログラムがあります。元々はタイトリストがスポンサードしたフィジカル、スウィング、クラブなどの研究や開発を目的に設立された施設です。

現在は、世界中でワークショップを開催していて、「認定プロフェッショナル」を多く世に送り出しています。レベル1、レベル2というのは、文字通り、どれくらい高いレベルの知識や技術を習得するかの目安。

ALGOの横井友香プロが取得しているJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のチーチングライセンスにもA級、B級といった区分がありますが、それに近いものだと考えて良いと思います。講習は世界24ヶ国で開催していて「TPI認定」を受けたインストラクターは既に2万2千人。世界ランク40位以内のプレーヤーのうち35名のチーム内にTPIの認定を受けたコーチがいるというのは驚きです。

このTPIは、必ずしもプロ専用というわけではなく、ジュニアゴルファーからシニアプレーヤーまで幅広くプレーヤーを健康でより良いゴルフライフに導くことを目的にしているそうです。それだけに受講者はゴルフインストラクターだけでなくトレーナーや理学療法士など、フィットネス、メディカルの分野からも数多く参加しているそうです。このようなプログラムがあるからこそ、インソールの大切にも気づき、具体的な商品開発に活かしていく、すごいことだと思います。

現在ALGOでゴルフ整体を担当する理学療法士の柿内砂帆さんは、病院で患者さんのリハビリを担当されていた経験から重点的に取り組んでいるのがインソールです。ゴルフは自らの足で歩く、走る時だってある。だからこそ、シューズのインソールに拘る。理学療法士と話し合い、身体に合ったインソールを手に入れれば、体力消耗を和らげ、けがを防止し、その結果多くの時間と意識をゴルフに向けられる。そして、良質な練習と組み合わせてゴルフへ関わる時間を増やせば、コースでスコアを良くする確率を上げていけるはずです。

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